力強く新年を 竹田さん撮影のカレンダー完成

完成したカレンダーを手にする竹田さん
完成したカレンダーを手にする竹田さん

和歌山市の化学メーカー、セイカ㈱(竹田成宏代表取締役社長)の2026年版カレンダー「木の国悠久の大地」が完成した。本紙で「木の国和歌山」を連載中のセイカ㈱取締役エグゼクティブ・フェロー工学博士の竹田元則さん(69)が撮影を担当している。

19年目を迎えた26年版の表紙は、高野山大門の仁王像。撮影した日は、雪が降りマイナス7度で、仁王像に積もった粉雪が印象的で目に留まったという。凛とした中に迫力があり、竹田さんは「力強さを感じ、新年に良いと思った」と表紙に決めた。

7・8月は、由良町の海が広がっている。ハイキングに参加したことで出合えた景色だと振り返り、太陽の輝きが水面に反射し、半島のシルエットや海に写り込んだ雲の影が心落ち着く一枚となっている。

他にも、高野山の金剛三昧院や、丹生都比売神社の新緑と輪橋を写した風景など、独自の視点で捉えた写真が楽しめる。竹田さんは「同じ場所へ何度行っても新しい発見がある。違った切り口で和歌山の良さを味わっていただけたら」と話している。

カレンダーは、国内外の同社の取引先などに贈られる。