地域福祉の巡回車寄贈 県生保協、こども食堂支援も

生命保険協会和歌山県協会(会長=森永暁和第一生命保険和歌山支社長)は4日、太地町社会福祉協議会(岡本研会長)に福祉巡回車として軽乗用車1台を、県こども食堂応援ネットワーク(岡哲司会長)に活動支援金10万円を寄付し、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で贈呈式を行った。
県協会加盟の生命保険会社18社の従業員から寄せられた「わかやま生保協会たすけあい募金」を活用した社会貢献活動として実施。福祉巡回車の寄贈は1992年度から県内市町村の社会福祉協議会に対して継続し、累計44台目。こども食堂支援寄付は2023年度に始まり、3回目となった。
贈呈式で森永会長は、協会が全国で取り組んでいる地域貢献の「コミュニティ・リレーションズ(CR)活動」を紹介し、「県協会のCR活動が、県内の福祉事業をより充実し、安心できる地域社会づくりに少しでも貢献できるよう、募金に参加した全職員を代表してお祈りする」と述べ、各団体に目録を手渡した。
岡本会長は、地域に出向いてのサロン、出張相談などの地域のつながり強化、介護保険事業などの町社会福祉協議会の活動を紹介し、「全ての事業において、送迎や移動手段としての自動車が必要不可欠。福祉巡回車両の寄贈は誠にありがたく、最大限、有効活用させていただく」と感謝。岡会長は、子どもたちに心温まる食事の場を提供したり、地域のにぎわいを取り戻したりといった、こども食堂の意義を挙げ、「地域の方々に笑顔を与えるこども食堂の継続には、皆さまの支援が必要で、寄付を大変喜んでいる」と話した。


