オレンジバンクお披露目 和歌山競輪場イベント

バンク内ステージを見る来場者
バンク内ステージを見る来場者

和歌山市五筋目の和歌山競輪場のバンクが改修され、11月30日、同競輪場で記念イベント「オレンジバンク リニューアルオープンフェス2025Vol2in和歌山けいりん」が開かれた。

同バンクは老朽化に伴い、ことしの初めから約25年ぶりの改修工事を行っていた。約1年かけた改修が終わり、紺色と緑色が鮮やかなバンクに生まれ変わった。

イベントには約1500人が来場。競輪選手との交流や、アーティストによる音楽ライブ、芸人ステージなどの催しがあり、リニューアルを祝った。

和歌山支部の選手PRブースでは、選手がトレーニングで使用する自転車に乗って回転数やワット数を競う企画も。選手の練習を体験しようと挑戦した杉本嵩弥さん(32)は「きつすぎて足が回らなくなった。選手を尊敬する」と息が上がっていた。

バンク内イベントの「RCカーでケイリン」は、ケイリンのルールに倣い、競輪場のバンクをラジコンカー(RCカー)が疾走。全国から参加者が集まり、競輪選手より先にバンクを走行した。

RCカーを操作する人は、バンクを見渡せる観客席に並んでハンドルを握り、先導車に続き、最大約100㌔のスピードで周回を重ね、先行やまくりなど競輪さながらの動きを見せ、ゴールを目指した。

最後の直線で前のRCカーをまくって1着でゴールした鳩間康弘さん(47)は「新しいバンクで走れて最高です。RCカーを知ってもらい競技人口が増えてくれたらうれしい」と話した。

改修後の初レースは8日に行われる。