がんを知り、検診を 県立医大生ら企画の啓発

がんの正しい知識を普及させ、検診の受診率を向上させようと、和歌山県立医科大学保健看護学部の学生が中心となって企画した啓発イベントが13日、和歌山市ふじと台のイオンモール和歌山で開かれた。
県と県立医大、県と健康増進などの包括連携協定を締結しているアフラック生命保険㈱が主催。
2022年の国民生活基礎調査によると、5大がんの県の検診受診率は全て全国平均より低く、50%を下回り、特に子宮頸がんは38・7%(同43・6%)、乳がんは39・5%(同47・4%)と低い水準にとどまっている。
今回の啓発イベントは、10人の学生たちが「わかい世代! やってみよう検診! まもろう未来! がん啓発プロジェクト in Wakayama」と銘打って実施。
がんに関するクイズラリー、実際に触れる乳がん触診モデルの展示、腹腔鏡手術の体験など、知識を得るだけでなく、体験型や視覚的な分かりやすさを重視する内容とした。
来場者が未来の自分についてカードに書いてクリスマスツリーに飾り、写真をSNSに投稿してもらうことでプレゼントが当たる企画も実施。がんのリスクが高まる中高年だけでなく、小さな子ども連れの家族など、若年層を含む幅広い世代が関心を持って会場を訪れていた。
東京大学大学院の中川恵一特任教授による講演も行った。
企画に参加した保健看護学部2年の藤井花さん(20)は「同世代を含め、老若男女にがんのことを分かりやすく伝えようと意識した。がんは早期発見がとても大切なので、少しでも知識を身に付けてもらいたい」、アフラック生命キャンサーエコシステムトライブのプロダクトオーナー、加瀬裕一さんは「若者が見るコンテンツを考えて企画していただき、学生の参加は大きな意義がある。産官学が一緒に取り組む効果の大きさを感じている」と話していた。



