スマホの活用や危険性学ぶ 信愛中でドコモが教室

和歌山市三木町の和歌山信愛中学校(平良優美子校長)で12日、NTT西日本㈱和歌山支店が主催する「スマホ・ネット安全教室」が開かれ、2年生の約50人が情報活用やリスクについて学んだ。
インターネット、スマートフォンを利用する上で、自分で情報を適正に判断し、活用する力を身に付けてもらおうと実施。学校や保護者と一緒に将来を担う子どもたちの学びをサポートする同社の教育プログラム「ドコモサステナスクール」の一環。
スマホ・ネットの使い過ぎや、SNSでつながった人とのやり取りで生じるリスクについての講義を受け、生徒たちはワークシートにスマホ・ネットの長時間利用や高額課金、歩きスマホなどが自分に当てはまりそうか、自分にとって被害が大きいかどうかを記入。グループに分かれてなぜそう考えたか話し合った。
また、近年問題になっている闇バイトやロマンス詐欺の手口を、LINEを使った仮想体験ツールで学んだ。生徒たちは「絶対闇バイトはやらない」「こんなにお金もらえるなら考えてしまうかも」、「こんな人には引っかからない」などと話していた。
同社にスマホ・ネット安全教室の開催を依頼した藤田淳四郎教諭は、「(スマホ教育は)特に中1、中2では必要なことだと思うので、今後も継続して取り組んでいきたい。スマホへの意識変化を生み出すいい機会になった」と話した。
同社のグループ会社で、今回教室を開いた㈱ドコモCS関西和歌山支店の湯川千景スマートライフ担当は、「手を挙げて意見を言うなど、積極的に取り組んでくれたのでスマホ・ネットの怖さを知ってもらえたのかなと思う。若い世代のスマホのリテラシーを上げるのは重要なこと」と話していた。


