青空の下笑顔で滑走 四季の郷にスケート場開設

スケートを楽しむ親子
スケートを楽しむ親子

和歌山県内初となる屋外アイススケートリンクが20日、和歌山市明王寺の「道の駅四季の郷公園フードハンターパーク」にオープン。県内外から多くの人が訪れ、初滑りを楽しんだ。

県内外から多くの人が来園
県内外から多くの人が来園

スケートリンクは、エントランス付近にある水の市場横の池に設置され、縦25㍍×横16㍍、400平方㍍の広さ。氷は製氷技術を使い人工的に作っている。

初日に行われたオープニングセレモニーでは、有限責任事業組合フードハンターパークの三角俊夫代表が「自分たちだけで作るのではなく、地域の人みんなで一緒に作り、交流が活発になる施設を目指したい」とあいさつ。尾花正啓市長は「和歌山市に冬の楽しみが一つ増えました。ぜひスケートをして、周辺の散策も楽しんでいただきたい」と呼びかけた。

こけら落としとして、大阪市の浪速高校スケート部・居山悠葵さん(17)によるショー、坂部魁士さん(20・大阪経済大学)と酒井美桜さん(20・四天王寺大学)がアイスダンスを披露。華麗な氷上のパフォーマンスに会場は大きな拍手に包まれた。居山さんは「上を向いたら青空で、とても気持ち良かった。普段と変わらない氷の状態で楽しく滑れた」と笑顔だった。

式典終了後スケートリンクがオープン。7歳と4歳の男児を連れて来場していた和歌山市の30代夫婦は「自分たちの小さい頃はスケートリンクがあったけど、なくなってしまったから滑るのは久しぶり。あの楽しさを子どもに経験させたいと思って来た」とやる気満々。怖がる子どもの手を引き、滑り始めると、徐々にこつをつかんだ子どもは数分後に笑顔で滑走していた。

初心者や幼児にはトナカイやアシカの形をした補助具の貸し出しもあり、大勢でにぎわうリンクは大きな笑い声と、元気いっぱいの絶叫が青空に響いていた。

期間は3月1日まで(1月1日は休園)。午前10時~午後4時半(3日までは午後7時)。利用時間は平日は2時間、土日祝は1時間(1月6日までは平日も1時間利用)。子ども(小学生以下※4歳から利用可)1000円、大人(中学生以上)1500円。ヘルメット、プロテクターは無料で貸し出し。別途貸靴代500円が必要。手袋の着用が必須。予約は同園ホームページから。

1月25日にはプロフィギュアスケーターの村上佳菜子さんが来園する。デモンストレーションとスケート教室を開く予定(受け付けは終了)。

問い合わせは同施設(℡073・499・4370)。