和歌山リトルシニア4選手 台湾の国際野球大会へ

左から上野山選手、下田選手、上原選手、仲田選手
左から上野山選手、下田選手、上原選手、仲田選手

日本と台湾の中学生が参加する日台会長盃国際野球大会に出場する関西代表選手に、和歌山市の中学硬式野球チーム「和歌山リトルシニア」の上野山輝さん(城東中2年)、下田勘太郎さん(智弁和歌山中2)、仲田弘人さん(明和中2)、上原諒成さん(河西中2)が選ばれた。4人は27~31日、嘉義市・台中市で熱戦を繰り広げる。

活躍を誓う(左から)関西代表の小畑高準監督、上野山選手、下田選手、上原選手、仲田選手(和歌山リトルシニア提供)
活躍を誓う(左から)関西代表の小畑高準監督、上野山選手、下田選手、上原選手、仲田選手(和歌山リトルシニア提供)

同大会は日本と台湾の野球を通じた相互理解と技術向上を目的に開催し、ことしで21回目。日本からはリトルシニアの各地連盟選抜10チームが参加。台湾の10チームと総当たりで対戦し、勝ち点や得失点差などにより順位を決める。

関西代表は同関西連盟に所属する選手156人の中からトライアウトで2チーム計52人が選出された。

上野山選手と下田選手は、昨年米国で開催された国際大会の日本代表に選ばれている。

上野山選手(投手・遊撃手)は足が速く、守備力、長打力も兼ね備え、今回のチームでは主将も務める。「みんなをしっかりまとめ、活躍したい」と意気込む。

チーム一の長打力でオールラウンダーの下田選手は「打ってチームに貢献したい」、投手で明るく誰よりも声を出すムードメーカーの上原選手は「スライダーで空振りを取りたい」、投手で長打も期待できる仲田選手は「得意なカーブで全力投球する」と活躍を誓う。

和歌山リトルシニアの細田敏文監督(60)は「他のチームの選手と交流することで、人としても成長し強くなって帰ってきてほしい」とエールを送っている。