和歌山県内8陣営出馬へ 衆院選短期決戦きょう公示

第51回衆院選が27日に公示される。通常国会冒頭での衆院解散は60年ぶり、解散から投開票までの期間が戦後最短の16日間など、異例ずくめの総選挙に踏み切った高市早苗首相の政権運営の評価が問われる。連立政権の枠組みが変わり、政権交代を目指す新党が誕生するなど、激変した政治情勢の中で誰が勝ち上がるのか。2月8日の投開票に向けて12日間の決戦が始まる。
和歌山県内小選挙区に出馬表明している顔ぶれは、解散前の衆院各党勢力順に、1区が自民党前職の山本大地氏(34)、中道改革連合新人の要友紀子氏(49)、日本維新の会新人の浦平美博氏(54)、国民民主党前職の林佑美氏(44)、共産党新人の前久氏(69)、参政党新人の林元政子氏(51)の6人。2区は共産新人の畑野良弘氏(65)、無所属前職の世耕弘成氏(63)の2人。比例近畿ブロックには、県に地盤を持つ自民前職の石田真敏氏(73)が立候補を予定している。
2024年10月の前回衆院選と今回では政治情勢が一変。公明党が26年に及んだ自民との連立を解消し、維新が新たに与党入り。公明は立憲民主党と合流して中道改革連合を結成し、政権交代が可能な新勢力の拡大を図っている。
県内選挙区の構図も前回とは大きく異なる。1区は前回、自民の山本氏が当時維新の林氏に124票差で勝利したが、比例で復活当選した林氏は維新を昨年10月に離党し、今回は国民からの出馬。議席を失った維新は浦平氏を擁立し、与党同士が戦うことになる。中道の要氏の出馬に伴い、立憲候補の支援も選択肢としていた共産は独自候補の前氏擁立に動いた。昨年9月に最も早く出馬表明した参政の林元氏は、同7月の参院選で躍進した党勢をさらに拡大すべく、先行して運動してきた。
2区は前回、派閥裏金問題で自民を離党した世耕氏が、参院からくら替え出馬し、自民公認候補との保守分裂選挙を制した。以来、対立が続いていた世耕氏と自民県連は今月、友好関係を尊重するなどとした確認書を交わし、一応の「手打ち」が完了。自民は候補を擁立せず、世耕氏を支持することを決め、対抗するのは共産の畑野氏のみとみられている。
小選挙区の立候補届け出は、県庁北別館2階で27日午前8時半~午後5時に受け付ける。各陣営は届け出の後、出陣式を行い、有権者への第一声を放つ。

