先端技術への対応テーマに 日本物理療法合同学術大会

熱や電気、超音波などのエネルギーを利用した「物理療法」の研究成果を発表し、今後の治療法について考える「日本物理療法合同学術大会」が1月31、2月1日に和歌山市湊本町の和歌山リハビリテーション専門職大学で開かれた。
一般社団法人日本物理療法学会、一般社団法人日本理学療法学会連合日本物理療法研究会が主催。全国から理学療法士や作業療法士、医師ら約350人が参加した。
開会にあたり、大会長を務める和歌山リハビリテーション専門職大学の福井直樹助教が、大会テーマでもある「物理療法を扱う人に求められるテクノロジー対応能力」を演題に講演した。
福井助教は、AIやIoT、ロボティクスなどが急速に医療分野に参入していること、医療技術評価の本格化で、一層費用対効果が求められるようになってきたことなど、物理療法を取り巻く流れにふれ、「進化する医療技術に対応し、より効率的に、科学的根拠に基づいて、多職種と連携しながらリハビリテーションを行う能力が求められる」と話した。
また「テクノロジー対応能力とは、コミュニケーション能力や技術的習熟、倫理的・法的認識など全てをバランス良く使いこなせる総合力」と紹介。質の高い持続可能な医療を提供するため、「学び続ける」「試してみる」「語り合う」の三つが重要だとし、「変化を待つのではなく、専門職として自分たちで変化をつくり出していくことが大切」と話した。
この他、2日間でさまざまな講演やセミナー、シンポジウムを開催。来場者への南高梅の配布、梅ジュースの試飲提供などもあった。
医療機器の展示ブースでは、上肢の運動を補助する外骨格ロボットなどが紹介され、参加者は最新の技術を体感していた。


