山本さん1区で圧勝 他候補の比例復活も許さず

第51回衆院選は8日に投開票され、和歌山県内選挙区は1区が自民前職の山本大地さん(34)、2区が無所属前職で自民の支持を受けた世耕弘成さん(63)がいずれも2期連続当選となった。比例単独では自民前職の石田真敏さん(73)が10選。自民が戦後最多の316議席を獲得する大勝の中、県内選挙区で敗れた候補が比例で復活当選することもなく、比例票でも自民が他党を圧倒する結果となった。
県内選挙区の投票率は全体が55・65%(前回比1・22㌽低下)で、1区は53・78%(同2・51㌽上昇)に上昇、2区は57・62%(5・09㌽低下)に下がった。
雪の影響で橋本、紀の川の2市、かつらぎ、九度山、高野の3町の投票所計104カ所で、安全確保などを理由に閉鎖時刻を1~3時間繰り上げて対応した。
1区の山本さんは9万5836票を獲得し、前回(2024年10月)は124票差に迫られた国民民主前職の林佑美さん(44)に6万4000票以上の差をつけ、比例復活を許さなかった。
中道改革連合の要友紀子さん(49)、参政新人の林元政子さん(51)、維新新人の浦平美博さん(54)、共産新人の前久さん(69)、政治団体「心の党」新人の正司武さん(75)も及ばなかった。
「期待に仕事で応える」 一夜明け、表情引き締め
当選から一夜明けて山本さんは、和歌山市内の幹線道路沿いで午前7時半から立礼した後、選挙事務所で報道陣の取材に応じ、「うれしいというよりも、重い結果だったと正直感じている。頂いた期待の大きさの表れだと思うので、仕事で返していかなければならない」と圧勝に表情を引き締めた。
8日夜は、事務所で当選のセレモニーを終え、テレビ・ラジオに出演し、事務所でスタッフや秘書に感謝を伝えてから帰宅。妻が作ってくれた夜食を味わい、400件以上届いていた当選祝いのメッセージに目を通し、9日午前4時ごろまで返信を続け、仮眠した後、立礼に向かったという。
勝因については、「(初当選からの)1年3カ月、自分なりにこれ以上ないというぐらい活動をやった。そこが個人としては評価された」と述べた一方、「今回はかなり高市総理の追い風があったと謙虚に受け止めている」とも話した。
2期目に向けては、現役世代の声、子育て世代の声を届けることや、地方と首都圏の格差を解消するため、地方の現状を国会の場で伝えていくことに改めて意欲を見せ、「未来に責任がある世代として、今だけがいいという観点をなくし、自分たちの老後、自分たちの子どもが大人になった時のことを代弁できるようにしたい」と述べた。

