王将戦で会場に熱気 大盤解説、勝負めし販売も

藤井聡太王将に永瀬拓矢九段が挑むALSOK杯第75期「王将戦」七番勝負の第4局は2日目の18日午前9時、和歌山市の和歌山城ホール和室で対局を再開。同館大ホールでは大盤解説会、隣接する城前広場では対局で提供される「勝負めし」のメニューブックに掲載された店舗がブース出店し、大勢の人でにぎわった。
大盤解説会の当日券販売開始時刻には、約30人が並んだ。会場では将棋にさほど詳しくないという人から段位者まで、さまざまなレベルの人が解説に聞き入っていた。
新宮市出身の大橋貴洸七段が解説、室田伊緒女流三段が聞き手を務め、スクリーンに映し出される盤面を前に、大橋七段が勝負の流れやポイントを分かりやすく解説。大橋七段は「和歌山でタイトル戦が行われるのはうれしい。注目の一戦です」と地元開催を喜んだ。
紀の川市の70代の男性は「目が悪いので指すのは難しいが、見るのは好き。王将戦があるのを知ってから来ようと思っていた。(藤井王将は)僕らのような初心者とは全然違う、『なるほど』というようなすごい手ばかり」と話していた。
市役所前広場では、「勝負めし」メニューブックに掲載された一部の店舗による販売会も。地元食材を使った料理やスイーツ、ドリンクが並び、対局とともに楽しむ人たちでにぎわった。
藤井さんのファンだという神戸市の60代の女性はグルメも楽しみ「竜王戦の時も来ました。将棋はテレビで見るくらいだったが、ファンになってから藤井さんの対局にはできるだけ足を運ぶようにしています。神戸からでも日帰りで来やすい」と笑顔。
2人が選んだ「いちご大福串」にも行列ができ、購入した同市の女性は「藤井さん、永瀬さんが食べている姿を想像しながら味わいたい」と話していた。


