過去最大規模286億4400万円 海南市26年度予算案

和歌山県の海南市は19日、2026年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比13・1%増の286億4452万円で、過去最大規模となった。特別会計など合算した総額は506億6604万9000円(同7%増)。26日に開会する市議会定例会に提案する。

下津地区の新中学校建設事業が本格化する他、4月下旬に開園を迎える市民防災公園「海南ハレアメ」の関連費、学校教育環境の充実を目的とした体育館の空調設置やトイレの洋式化を重点的に盛り込んだ。

歳入では、給与所得等の増や一部事業者の償却資産増により、市税全体では約70億円(2・6%増)となる見通し。国庫支出金は38億6300万円(7・3%増)、市債は42億3200万円(167・6%増)。

歳出は建設事業費が大幅増。旧海南下津高校跡地に建設を進めている新中学校(27年4月開校予定)の校舎新築工事等に32億7528万9000円を計上。また、老朽化と津波浸水想定区域内にある課題を解消するため、防災センターの空調設備更新、下津消防署の移転整備(29年3月業務開始予定)事業に1億3790万2000円を投じ、実施設計に着手する。

学校環境の整備では、3中学校の体育館への空調設置に543万4000円、現在約40%の普及率である小中学校トイレの洋式化に1億3425万5000円を計上している。

神出政巳市長は「少子高齢化や災害への対策など、住みやすく安心安全なまちづくりに必要な予算を確保した。学校環境は、空調やトイレの整備を加速させたい」と述べた。

予算について説明する神出市長
予算について説明する神出市長