宇宙の夢を育むカイロス 桐蔭中生も応援

射場から東西に約2㌔、田原海水浴場(和歌山県串本町)と旧浦神小学校(那智勝浦町)の2カ所に設けられたカイロス3号機の公式見学場では1日、各2000人のチケット完売に対し、延期の影響で来場者は計約1400人にとどまったが、熱心なファンが多く、次回の打ち上げ成功を願う声が聞かれた。
田原海水浴場では県立桐蔭中学校(和歌山市)の科学部がブースを設けてカイロスを応援。部員たちはM5Stack(エムファイブスタック)、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)の二つのマイクロコンピューターを使い、8組を連動させて「カイロス頑張れ!」とのメッセージ音声を話すプログラムを組み上げた。
2年生の橋爪心愛さん(14)は、再度の延期にも「ロケットは難しい条件の中で打ち上がっているすごいものなんだと感じた。次こそは飛ぶのを見たくてたまらない」と笑顔を見せた。エンジンなどロケットの設計に関心があり、「もっと勉強して、宇宙のことを調べて、自分がその職業に就けるように精進していかないといけないと思う」と未来の夢も膨らませていた。
メッセージを届けるのは次の機会となったが、挑戦を続けるカイロスの姿は、部員たちの大きな刺激となっている。
見学場には応援グッズや地元グルメ、県立串本古座高校生が開発した宇宙グッズなどを販売する出店も並び、来場者は買い物を楽しみながら、地元の応援の熱気を感じていた。



