元職の旅田卓宗氏 和歌山市長選に出馬表明

任期満了に伴う和歌山市長選(8月2日告示、9日投開票)に3月11日、元市長の旅田卓宗氏(80)が無所属での立候補を表明した。
旅田氏は県立和歌山工業高校卒。同市議や県議などを経て1986年の市長選で初当選し、2002年まで通算4期を務めた。03年、元旅館の買い取りに際し建設会社社長から現金を受け取った収賄容疑で逮捕。さらに元料亭の賃借契約を巡る背任容疑で再逮捕された。懲役4年の実刑判決を受け服役し、13年に出所。公民権が回復した23年に政治活動を再開し、市長選への意欲を見せていた。
市役所で記者会見した旅田氏は、市の最大の課題は人口減少だとし、50万人規模の市を目指して、働く場所を倍増すること、交通インフラの整備などを進め、ワクワクするような「おもろいまち」にしたいと話した。
働く場を増やすため、政令市以外の市町村に呼びかけ、産業の地方分散を進める法律の制定を目指すとする他、高齢者などが車がなくても買い物や通院などに困らないよう、タクシー仕様のミニバスを運行するなどの政策を訴える。
収賄・背任事件については「私は無実と確信している。市民に信じていただけるか、信じていただけないかの問題だ」と述べた。
次期市長選には他に、神職の福井清光氏(56)が立候補を予定。現職の尾花正啓氏は今期での退任を表明している。


