年齢に挑戦し自撮り 上田いつ子さん写真展

独自の手法で撮影する上田さん
独自の手法で撮影する上田さん

自身の体に画像を投影してセルフポートレートで撮影する、和歌山県紀の川市の上田いつ子さん(67)の写真展「BODY PROJECTION」が、29日まで和歌山市島崎町じゃんじゃん横丁のギャラリーカフェモコモコミュージアムで開かれている。

「年齢という概念に挑戦したい」と、上田さんは、花や動物の画像を自身の体に投影して撮影するという、独自の手法を考案。これまでにないような斬新なヌード写真30点を展示している。

上田さんは49歳で大阪芸術大学通信教育部写真学科に入学。卒業後に「年齢への挑戦」をテーマにセルフポートレートを始めた。

3年前に亡くなった夫の「建物を体に投影したら面白いのでは」とのアドバイスで、53歳からリバーサルフィルムで撮影した自然や動物、造形物をスライドプロジェクターから自身の体に投影し、デジタルプリントで作品に仕上げている。

天王寺動物園で撮影したシマウマを体に投影した作品は、胸や尻などの曲線に沿い、しま模様が写る。納得がいくまで何度も撮り直し、体の丸みやくびれもライティングを駆使して表現されている。

他にも、ワイングラスの中に、しゃがんでいるように見える作品や、多重露光の作品、夫の手の影を体に重ねた共同作品など、芸術的な作品が並ぶ。

上田さんは、年齢は若さとの比較ではなく、ここまで歩いてきた証しだといい「今、この瞬間の自分が一番新しい自分である。面白いなと思ってもらえたら」と話している。

正午から午後8時まで。月・火曜は定休日。

問い合わせは同所(070・2312・7797)。