夢ある未来の「まち」 高校生と園児が共同制作

完成した「まち」とプロジェクトに関わった皆さん
完成した「まち」とプロジェクトに関わった皆さん

和歌山市関戸の和歌山ひかり幼稚園の子どもたちと、同市西浜の和歌山工業高校の建築技術クラブの生徒たちが、模型や紙を使って一つの大きな「まち」をつくり上げた。このほど生徒たちが同園を訪れ、子どもたちと交流を深めた。

両者をつないだのは、同市の総合建設業の㈱小池組(小池康之代表取締役)。同社が地域貢献の一環で取り組む「街づくりプロジェクト」によるもの。

同社が同園の新園舎を建設した節目を祝い、子どもたちが地域に愛着を持ち、未来にわくわくしてほしいという願いから、近隣の同クラブの生徒に園舎の模型制作を依頼。一方で、同園には家の形をした紙製の「貯金箱」を贈り、園児たちは祖父母らと協力しながら、貯金箱に木の枝や貝殻、ボタンや布などを貼って自由な発想で「おうち」を作った。また、事前に園の周辺をバスに乗って探検し、標識や踏切など何があるか見て確かめながら、大きなシートの上にまちの様子を再現した。

このほど、同部の1~3年生9人が園を訪問。園児は生徒たちに絵や歌のプレゼントを贈った。生徒たちは10日間かけて作った園舎の模型を、園児が作った「まち」に設置し完成させた。

園児たちは「このおうち、僕が作ったの」などと作品を紹介しながら、生徒たちと楽しそうに交流した。

同クラブ3年生の網代彩花部長は「模型作りでは、窓がたくさんある建物だったのでサッシの部分を切り抜く作業に苦労しました。作っている時は大変でしたが、出来上がった模型を見て喜んでいる子どもたちを目にすると、もっと笑顔を届けていきたいと思いました」とにっこり。

久保田みくに園長は「子どもたちのために精巧な模型を作ってくださって、とても感動しました。普段から高齢者施設や消防署などを訪問して地域と関わる取り組みをしていますが、同じ地域のお兄さん、お姉さんに会えて子どもたちもうれしそうでした。この取り組みが子どもたちの将来の夢や興味につながればいいなと思います」、同社の小池邦弘取締役は「初めての試みでしたが、皆さまのおかげでいいイベントになって良かったです」と話した。