新年度スタート 県内でも辞令交付や入社式

宣誓の言葉を述べる中西さん㊨
宣誓の言葉を述べる中西さん㊨

2026年度が始まった1日、官公庁や民間企業の多くは新規採用者への辞令交付式や入社式を行った。新職員・社員らは早速、研修や業務の説明などを受け、慣れない環境に緊張した様子を見せながらも、新たな舞台に胸を膨らませ、スタートを切った。

和歌山県庁は、新規採用職員203人(うち女性94人)の辞令交付式を和歌山市の県民文化会館で行った。服装は「カジュアルビズ」とし、新職員の多くはネクタイなどを着けないスーツ姿で出席した。

代表に辞令を手渡した宮﨑泉知事は訓話で、AI(人工知能)の活用が加速化し、ホワイトカラーの仕事の多くがAIに代替されていくと予想される社会にあって、AIにはできない仕事の重要性が増すとし、「県民の中に入り込んで、多くの対話を重ねていくことが非常に大事。人と人とのつながりを継続して築いていってほしい」と新職員に期待。「いろんな悩みや失敗はあると思うが、気にせず、悩みは上司に相談し、しんどい時は休んだらいい。楽しんで仕事をし、無理はせず、頑張ってください」と呼びかけた。

観光交流課に配属される一般行政職の中西祐帆さん(30)は「笑顔あふれる和歌山の実現に向けて誠心誠意努力していく」と新職員を代表して宣誓した。有田川町出身で、大学以降は県外で学び、就職していたが、「地域の皆さんの頑張る姿を見て、自分が育った和歌山で同じことをしたいと思い、県庁に転職した」。県外での社会経験を生かして県の仕事に取り組んでいく意欲を話した。

代表で辞令を受けた林業振興課の林学職、新田あか音さん(22)はみなべ町出身。「好きな和歌山の自然を守っていきたい。今まで学んできた林学を生かしつつ、新しいことを吸収し、林業の役に立てるように頑張りたい」と話していた。

和歌山市役所では新規採用職員84人が採用発令式に臨み、代表者が尾花正啓市長から辞令を受け取り、服務の宣誓などを行った。