お米パワーで健康増進 和歌山市と東洋ライスが協定

老人クラブなどに米を配布する東洋ライスの雜賀社長㊧
老人クラブなどに米を配布する東洋ライスの雜賀社長㊧

市民の健康増進や農業振興の分野などで連携を図ろうと、和歌山市と東洋ライス㈱(雜賀慶二代表取締役社長)は25日、協定を締結した。同社との協定締結は中核市では初めて。米を通じて市民の健康寿命の延伸につなげ、安心して暮らせる地域づくりを推進する。

市と同社はこれまでも健康寿命の延伸や子育て施策などで連携してきた。今回の包括協定締結により、さらなる連携強化を進めていく。

市役所本庁舎で行われた協定締結式には、同社の雜賀社長と阪本哲生代表取締役副社長らが出席。尾花正啓市長は「健康で長生きすることが医療費削減になり、市民の負担が減る。和歌山市は水稲栽培が盛ん。米を見直すことで、農業面でも今後の市の発展にもつながり、それが健康につながるのでは」と話した。

連携項目は、「市民の健康増進」「農業振興」「防災」「地域活性化」など。今後の具体的な取り組みとして、同社の「金芽ロウカット玄米」を老人クラブ会員に、「金芽米」を児童発達支援センターなどに通う子どもたちに無償配布する。

農業振興では、BG無洗米の加工時に取り除かれた肌ヌカを製品化した有機質100%の肥料「米の精」を、市内の生産者や家庭菜園を行う市民(希望者から抽選)に配布する。

雜賀社長は「米にしかない栄養素があり、米より素晴らしい食品はない。地元和歌山が健康寿命1・2位を争う地域になってほしい」と話した。