スマホの「困った」を解決 海南市役所にアバター相談員

スマホ操作の困り事は、アバター相談員にどうぞ――。海南市役所1階ロビーに7月31日までの期間限定(土日祝除く)で、スマートフォンの使い方について質問できるアバター相談員が登場。自治体への設置は関西初で、気軽に相談ができると話題になっている。相談無料、予約不要。
㈱NTTドコモのアバターシステムを使ったもので、モニターに映るアバター相談員に相談すると、オンラインでつながったドコモスタッフのオペレーターが対応する。
設置のきっかけは、昨年度に市が高齢者を対象に開いたスマホ教室で、参加者から「自分の知りたいことだけピンポイントで教えてほしい」「困っていることをその場で聞きたい」など、個別相談へのニーズが多く寄せられたこと。行政に関する各種申請や届け出の手続き、市民税などの納付、防災情報の確認など、日常生活に欠かせない情報の入手に、スマートフォンが重要な役割を果たしているが、操作に不慣れな高齢者も多い。これらの声を受けて、NTTドコモから、一人ひとりの困り事に応じる、アバターを活用した相談コーナーの提案があり、市が設置を決めた。
相談内容は、スマホの基本的な使い方、電話、インターネット、カメラ、SNSなど日常の中で生じる、ちょっとした困り事。「ペイペイのアプリを入れてほしい」、「LINEでの友だちの追加方法を教えて」、「パスワードを忘れてしまった」など気軽に相談でき、解決率はほぼ100%。
専用のカメラの下にスマホを置くと、相談内容に合わせ、オペレーターが操作方法を教えてくれる。端末の販売や契約に関する案内、勧誘などは一切行わない。
オペレーターとの会話なので、意思疎通がスムーズなのも魅力。市役所内に設置しているので安心感があり、携帯電話会社や機種を問わず対応。海南市民以外も利用できる。
Wi―fi(ワイファイ)のことを相談した男性(80)は「スムーズに話すことができた。友人らにも広めたい」と笑顔。NTTドコモのスマートライフ担当の髙山恵太さんは「アバターは男女合わせて20体います。気軽に相談してもらえたら」と話し、市役所総務部管財情報課の藤田倫成課長は「防災や健康アプリなど、スマホが便利なことも多いので高齢者の利用を促したい。まず来てください」と話している。
利用時間は午前11時~午後4時。
アバター相談コーナーに加え、専門スタッフが直接対面して対応する「対面相談会」も実施する。
市役所4階会議室で行い、6月19日と7月17日の午前10時~正午と、午後1~午後3時。1回30分の完全予約制。自身のスマートフォンを持参する。
申し込み、問い合わせは管財情報課(℡073・483・8468)。

