和歌山市長選公開討論 立候補予定の6氏

立候補予定者6人が出席した公開討論会
立候補予定者6人が出席した公開討論会

任期満了に伴う和歌山市長選(8月2日告示、9日投開票)の立候補予定者による公開討論会が7月24日夜、和歌山市小松原通の県民文化会館小ホールで開かれた。和歌山青年会議所(森口槙子理事長)が主催し、神職の福井清光氏(57)、元市長の旅田卓宗氏(81)、前市議の浜田真輔氏(64)、県議の尾﨑太郎氏(61)、県議の片桐章浩氏(64)、市議の芝本和己氏(58)の6人が登壇。産業の活性化、観光振興など市政の課題について考えを述べた。

産業と雇用の活性化策については「企業誘致」と「地場産業の振興」のどちらをより重視するかの2択で意見が分かれた。「企業誘致」を選んだのは片桐氏、福井氏、旅田氏。片桐氏は大型の基幹産業による波及効果やエネルギー拠点づくりを重視し、福井氏は土地の無償貸与や空き家活用を提示。旅田氏は全国の市町村と連携した「産業地方分散法」の制定による産業誘致を主張した。一方、「地場産業の振興」を選んだ尾﨑氏、芝本氏、浜田氏は、それぞれ既存産業の強化を訴えた。尾﨑氏は伝統のニット産業などのブランド化を提唱し、芝本氏は地域内でお金を循環させる「バイローカル」を強調。浜田氏は地域固有の素材や人材などの強みを磨き上げる必要性を訴えた。

観光振興の投資先については、和歌浦など「海辺エリア」の重視を掲げたのが尾﨑氏、福井氏、旅田氏、片桐氏。尾﨑氏はラグジュアリーホテル誘致やアニメの聖地化、旅田氏はマリンスポーツや野外ステージなどの整備、片桐氏は、県と姉妹提携する米フロリダ州との連携によるビーチのリゾート化を提案した。これに対し、「和歌山城」とその周辺地域をより重視するとしたの芝本氏と浜田氏。芝本氏は徳川御三家の唯一性を生かし、風情を取り戻すとし、浜田氏は和歌山城の来訪者を指標に、観光客の市内滞留時間を増やすとした。

森口理事長は「自分たちが暮らすまちを変えていく参画意識につなげたい。より良い和歌山市を皆でつくっていくために、選挙に関心を持ってもらいたい」と話していた。