白馬の稚児ら行列も 紀の川市で粉河祭

勇壮に運行するだんじり
勇壮に運行するだんじり

紀州三大祭の一つ「粉河祭」が25、26の両日、和歌山県紀の川市の粉河とんまか通り周辺で開かれた。宵祭では湯立て神事が執り行われた他、午後7時からは、ちょうちんをともした5基のだんじりが出発。太鼓と鉦(かね)によるだんじり囃子を奏で、「そーりゃ、そーりゃ」という掛け声とともに、11時までとんまか通りを何度も往復して勢いよく駆け抜けた。

粉河祭は粉河寺の鎮守である粉河産土神社の祭礼で、県の無形民俗文化財に指定されている。

26日の本祭では古式ゆかしい「渡御式」が執り行われ、大勢の見物客でにぎわった。粉河産土神社を出発した行列は、御旅所である粉河小学校まで、とんまか通りを約1㌔にわたって練り歩いた。

ことしは12年ぶりに「風猛講」が復活した他、面着や観音講、甲冑(かっちゅう)を着た稚児、白馬に乗った一ツ物、武者、神輿、獅子、猿田彦などが加わり、総勢400人を超える壮大な行列となった。

渡御式で、丹生神社の稚児として白馬に乗った粉河小学校5年の堀池翔さん(11)は、馬に乗る練習をしたといい「馬は全然怖くない。緊張するけど姿勢を正してかっこよく進みたい」と意気込み、見守った母の真美さん(41)は、「すごく名誉なこと。うれしい」と笑顔を見せた。

また、行列で陣太鼓を担当した粉河高校サッカー部3年生の山根颯介さんと東山怜央さんは「暑いけど余裕。楽しみたい」と元気に話していた。

華麗な装束で400人が練り歩いた渡御式
華麗な装束で400人が練り歩いた渡御式