3人の当選者決まる 和歌山市議補選

だるまに目を書き入れた森川さん㊧と参政党県支部の林元政子代表
だるまに目を書き入れた森川さん㊧と参政党県支部の林元政子代表

元職、新人の8人が立候補し、激戦となった和歌山市議補選(欠員3)も9日、投開票され、参政党新人で学習塾経営の森川佳紀さん(38)、自民党新人で不動産会社経営の末吉亜矢さん(55)、日本維新の会新人で自営業の加勢田城豪さん(52)の3人が、いずれも初当選した。投票率は37・02%だった。

今回、自民党は3人の新人候補を公認して臨んだが、1議席の獲得にとどまった。参政党は森川さんの応援演説に神谷宗幣代表が終盤に和歌山入りして支持拡大を後押しし、市議会で2議席目を獲得。日本維新の会は3議席になった。

トップ当選が決まると、森川さんは事務所で支援者らと喜びを分かち合い「市民の皆さんからの視線や期待は大きくなると感じる。その期待を上回る仕事で返していけるよう全力で頑張りたい」と抱負を語った。

選挙戦では有権者とふれあい、さまざまな課題に耳を傾けた。特に地元の和歌浦でも高齢化が進み、日常の暮らしに不便を感じている声に接したことで「しばらく地元を離れていたこともあり、そうした目線が少し薄れていた。改めて学びになり、しっかりと取り組んでいかなければという思いが強まった」と表情を引き締める。

「一人ひとりに自分の考えを知ってもらうため、終盤は遅くまで駅に立ち続け、思いを伝える」姿勢で、他候補にはない「エンジニア経験と教員経験で、現場を知っていること」を強みにしてきた。勝因については「党勢や仲間、そして支援者の方々が一つになり、自分ごとのように動いてくれたのが一番大きい」と振り返った。

今後、最優先で取り組みたい政策には教育を掲げ「和歌山で学んだ子どもたちが県外へ流出してしまう現状を解決したい。特に増えている不登校の児童生徒への対応など、現場を見てきた知見を生かして課題解決に挑みたい」と力を込めた。 

また、産業誘致などの経済政策にも重点を置き「和歌山で働けるという選択肢を増やし、子どもたちが地元に誇りを持てるよう郷土愛を育む教育も含めて進めていきたい」と意欲を見せた。