笑顔で元気な県都を 和歌山市の尾﨑太郎市長初登庁

9日実施の和歌山市長選で初当選した尾﨑太郎市長(61)が25日、市役所に初登庁し、第16代市長として市政運営を開始した。登庁式では「市民の皆さまの期待に添えるよう、全力で取り組んでまいります。『たくさんの笑顔で和歌山市を元気に』を目指して頑張ってまいります」とあいさつし、報道各社の合同インタビューや職員への訓示、尾花正啓前市長との事務引き継ぎなど、多忙な初日のスケジュールをこなした。
尾﨑氏は同市出身で学習院大学法学部卒。証券会社勤務を経て同市議1期、県議6期を務め、9日の市長選で候補者6人による激戦を制して初当選した。父は元市長の故・尾﨑吉弘氏。同市では初の親子2代による市長就任となった。
25日午前10時、尾﨑市長は自動車で市役所に到着し、正面玄関前広場に集まった市職員や市議らの拍手に包まれた。
花束の贈呈に続いて尾﨑市長があいさつ。職員に対しては「これから一緒に苦労も喜びも分かち合い、チーム一丸となって和歌山市のために頑張りたい」、市議に対しては「叱咤も教えもたくさん頂くことになると思う。共に和歌山市政の発展を目指すところは同じなので、今後ともよろしくお願いしたい」と述べ、協調して市政運営にあたる姿勢を示した。
その後、市長室で初めて執務席に座った尾﨑市長は、報道陣の合同インタビューに応じた。

前任の尾花氏について「公平無私の方で立派に市政を運営された。尾花市長を範としつつ、尾﨑市政の個性を生かして頑張りたい」と述べ、地方政治家や民間事業者としての経験を強みに、「市長室にいるのではなく、外に飛び出して和歌山をセールスしていきたい」と語った。
市長と呼ばれる心境については、「市民には『太郎ちゃん』とか呼んでもらえるような、気さくな市長になりたい」と笑顔を見せた。市長室の椅子の座り心地は「思っていたよりちょっと硬いが、この方が仕事ができるかもしれない」と印象を語った。
市政運営のためにはまず、職員との十分なコミュニケーションが重要だとし、「気さくに意見を具申できる環境をつくりたい」と述べ、職員とランチを交えた意見交換なども行う意向を示した。
特に取り組みたい政策としては、選挙中から中心に掲げてきた「内川の浄化」を挙げ、川をきれいにして人々が散策できるエリアにすることで、民間投資を呼び込み、中心市街地の活性化を図る考えを改めて語った。
来年度予算については、「ほぼ編成されていると思うので、私のカラーを付けるのは難しいが、精査した上で尾﨑色を出せることがあれば果敢に挑戦したい」と意欲をみせた。人事については、特定の推挙や選挙に左右されないよう「適材適所の人事配置を目指す」と説明した。

