智弁和歌山Vの軌跡 スポーツ伝承館で優勝展

「高校野球の魅力を感じてください」と江川館長
「高校野球の魅力を感じてください」と江川館長

第108回全国高校野球選手権大会で5年ぶり4度目の頂点に立った智弁和歌山の偉業をたたえようと、和歌山市本町の商業施設フォルテワジマ3階のわかやまスポーツ伝承館で10月18日まで、優勝展が開かれている。

開始前から「いつから開催されるのか」という問い合わせが相次ぎ、同館のホームページを日々確認して駆け付けるファンもいたという。同館によると、15日の初日から一日約100人が来館しているという。

展示スペースには、甲子園で勝ち取った優勝盾や優勝メダルをはじめ、ヘルメットやユニホームが並んでいる。
また、初戦から決勝までの全5試合を振り返る20枚の写真パネルもある。これらはプロのカメラマンが撮影した多数の写真の中から、同館スタッフが厳選したもの。打撃や走塁の緊迫した瞬間だけでなく、スタンドで声援を送る応援団の姿など、チームとスタンドが一体となった熱気が伝わる場面が選ばれている。各試合の展開を分かりやすくまとめたオリジナルの解説パネルも設置されており、スコアとともに試合のドラマを振り返ることができる。

同館の江川哲二館長は「(優勝してから)早いタイミングで展示を始められて良かった」と話し、「プレーの瞬間だけでなくスタンドの応援団なども含めて一体感のある写真を選んだ。盾やメダル、写真を通じて智弁和歌山の功績を振り返り、高校野球の魅力を改めて感じてほしい」と期待を込める。

同校に通う息子を持つ市内の女性は「決勝戦も応援に行った。前回(の優勝時)は無観客だったが、今回たくさんの観客に見守られて優勝したのが本当にうれしかった。これまで野球経験のなかった息子が、今回の優勝をきっかけに野球を始めて『すごく楽しい』と言っています」と笑顔で話していた。

午前10時から午後7時(入館は6時半)まで。問い合わせは同館(℡073・423・2215)。