日曜に乳がん検診を 10月18日マンモサンデー

日本人女性の9人に1人、年に約10万人が罹患(りかん)し、女性がかかるがんの中で最も多い乳がん。仕事や子育て、介護などで多忙な平日を過ごす女性に受診の機会を提供しようと、和歌山市三葛の「さくらい乳腺外科クリニック」は10月18日、「ジャパン・マンモグラフィー・サンデー」を実施する。毎年10月の第3日曜日に全国で一斉に行われる取り組みで、同院の参加はことしで8回目。
乳がんは20~80代の幅広い年代で発症するとされる。早期発見・早期治療につなげることで寿命の改善が実証されているのは、現在もマンモグラフィー検査のみ。しかし、「検査時の痛みが嫌」という声も少なくない。
こうした不安を和らげようと、同院では痛みを軽減できるよう形状や素材に配慮したマンモグラフィー装置を導入している。受診のハードルを少しでも下げ、検査を受けやすくしてもらうのが狙い。胸の形や脂肪の量によっては異常が見つかりにくい場合もあるため、早期発見率を高めるにはマンモグラフィーと超音波(エコー)検診の併用が推奨されているという。
また、乳がんのリスク要因としてアルコールの多飲や喫煙、高身長などが報告されている他、遺伝的素因の関連も指摘されており、近い親族に既往歴がある人は特に注意が必要とされる。
同院は日本乳癌(がん)学会の認定を受けた県内初の乳腺専門クリニック。同学会専門医の櫻井照久院長が超音波検診を、認定技師の櫻井真知さんがマンモグラフィーを撮影し、検査後すぐに結果が分かる。同院では年間約4500人の検査を行い、約100人の乳がんを発見している。
当日は同市、岩出市、紀の川市、海南市、紀美野町、有田市の住民検診にも対応する。本紙エリアでは和歌山健診クリニック・キタデ(和歌山市七番丁)、中江病院(同市船所)、公立那賀病院(紀の川市打田)、はた乳腺クリニック(岩出市川尻)でも実施される。
櫻井院長は「受けたことがない方に来ていただくための機会。機械も改善されており、昔ほど痛くない。また、毎月のセルフチェックも大切。検診とセルフチェックの両方が重要になる」と呼びかける。真知さんは「『痛そう』『怖い』というイメージから、受診が遅れてしまう方が少なくない。現在の装置は工夫されており、受診者からは『思ったより大丈夫だった』という声がほとんど。仕事や家事で忙しい方も、年に1回の機会に相談してほしい」と話し、受診を促している。
18日は午前9時から正午まで。予約制で定員30人。申し込みは同院(℡073・448・3366)。

