来館者50万人突破 海南ノビノスでセレモニー

和歌山県海南市日方の市民交流施設「海南nobinos(ノビノス)」(松藤伸介館長)の累計来館者数が18日、50万人を突破。昨年6月1日の開館以来、9カ月半でのスピード達成となった。同館2階エントランスでセレモニーが行われ、50万人目の来館者となった和歌山市の親子に記念品が贈られた。

同館は図書館やホール、多目的室、防音室、託児所などを備えた複合施設で、市役所跡地にオープン。図書館には開架冊数日本一となる絵本5万冊をはじめ、小説、実用書、漫画など7万冊を収蔵している。子どもたちが本に親しむきっかけとなる工夫を凝らし、子育て世代も多く来館。一日平均で1760人が利用している。

50万人目となったのは、午前10時10分ごろに訪れた和歌山市毛見の井上円香さん(35)、長女の碧(あおい)ちゃん(8)、次女の結月ちゃん(5)親子。

セレモニーには同市のPRキャラクター「海ニャン」も祝福に駆け付け、神出政巳市長が井上さんに認定証を手渡し、西原孝幸市教育長が記念品を、松藤館長が花束を贈呈した。
神出市長は「50万人達成は望外の喜びです。今後もにぎわいの拠点として多くの人に継続して活用してもらえるように願っている」とあいさつ。

井上さんは「子どもの遊ぶところがあり、ゆっくりと読書ができる場所なのでとても助かっています。自宅からも近いのでこれからも利用していきたい」と話していた。

 

来館50万人目となった井上さん親子(中央3人)