80代女性が死亡 新型コロナ10人の陽性判明

和歌山県は12日、県内で新たに10~80代の男女10人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。県内の累計感染者は1559人となった。22人が退院し、12日午後1時時点で227人が入院している。また、新型コロナに感染し入院していた和歌山市の80代女性が11日に亡くなったことも発表した。

これまでに感染が判明した人のうち、新たに8人が変異株陽性となったことも発表した。

亡くなった女性は9日に微熱があり、10日には倦怠感や胸痛が現れ、11日に呼吸が苦しくなり救急搬送された。肺炎像が確認され、11日午後に死亡が確認された。基礎疾患があったという。県内の死者は累計19人となった。

12日に感染が発表された人の保健所管内別の内訳は、和歌山市8人、岩出1人(県外で計上)、湯浅1人、田辺1人。岩出保健所管内在住の男性は大阪府内で勤務しており、職場で同僚の陽性が確認されているという。重症で酸素投与を受けている。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は12日に県庁で記者会見し、新型コロナのワクチンについて「重症化の予防効果を期待している。ぜひ受けていただきたい」と述べた。副反応については「副反応のないワクチンはない。主治医と相談して、主治医が接種可能と判断した場合は受けた方がよろしいのではと思います」と述べた。