優しい香りたわわに 四季の郷で藤棚が見頃
和歌山市明王寺の道の駅「四季の郷公園」の藤棚が見頃を迎え、鮮やかな紫色の花を見上げながら来園者は散策を楽しんでいる。
新型コロナウイルス第4波の感染が急速に拡大し、同市をはじめ紀北地域5市4町には25日まで、県が不要不急の外出自粛を要請中。コンサートや屋内イベントなどが数多く中止になる中、屋外施設の同公園では18日、家族連れらがくつろいでいた。
藤棚は、園内の多目的広場の周囲に全長165㍍にわたって設置され、紫と一部の白い花が、ブドウの実のようにたわわに咲いている。
優しく、ほんのり甘い香りが漂い、藤棚の下を歩くと、マスク越しでも感じられる芳香に包まれ、リラックスできる。
園内では恒例イベントの「TSU―NA―GUまるしぇ」が開かれ、地元のグルメやハンドメード品などの屋外ブースで買い物を楽しむ人、多目的広場にシートを広げて弁当を味わう家族、芝生の上で遊ぶ子どもらの姿も見られた。
妻と4歳、3歳の子どもを連れて訪れていた同市の男性(34)は「人が大勢いる所には子どもを連れて行けないので、ここに来ました。外で一緒にお弁当を食べて、リフレッシュできました」と話していた。