国内初2年連続金賞 中野BCが仏コンクールで

和歌山県の海南市藤白の酒造会社、中野BC㈱が製造・販売する「紀州のゆず梅酒」が、フランスで開かれたリヨン・インターナショナル・コンクールで2年連続で最高位の金賞に輝いた。連続の金賞は国内で初めて。

第11回目となる同コンクールには、世界30カ国、392銘柄がリキュール・スピリッツ部門にエントリーし、129銘柄(金賞71、銀賞2)が入賞。日本では4銘柄(金賞2、銀賞2)が受賞した。

紀州の新鮮な南高梅を使ったレギュラーの梅酒に国産のゆず果汁が入った同商品は、中野幸治社長が最初に手掛けた思い入れのある商品だといい、「2006年の発売から10年以上たった今もなお評価されていることは、励みになる」と話した。

ロングヒットの魅力について、同社営業部の谷口公(きみ)部長は「ゆずの酸味が梅酒の甘みにマッチし、ロックやソーダ割り、お湯割りでもおいしい。国内はもちろん、海外の人の口にもよく合う」と話し、中野社長は「日本全国や世界にもっとおいしさを伝えていきたい」と意気込んでいる。

紀州のゆず梅酒は、720㍉㍑瓶1100円、1・8㍑瓶2200円。アルコール度数12度。

紀州のゆず梅酒をPRする中野社長(中野BC提供)

紀州のゆず梅酒をPRする中野社長(中野BC提供)