19人が新たに感染 県が早期受診を呼び掛け

和歌山県は7日、県内で新たに幼児~80代の男女19人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。県内の累計感染者は2323人となった。22人が退院し、7日午前10時時点で287人が入院している。また、これまでに感染が分かった人のうち新たに29人が変異株陽性であることが判明したことも発表した。変異株陽性の県内累計は508人。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が17・9人、和歌山市は21・6人となっている。

7日に発表された感染者の保健所管内別の内訳は、和歌山市8人、橋本5人、御坊2人、田辺と新宮が各1人、大阪府と兵庫県から帰省した人が各1人。

従業員や来店客の感染が相次ぎクラスター(感染者集団)に認定された飲食店「BOS」(御坊市財部)の関係では、新たに店を利用した40代男性の感染が判明。クラスターの感染者は12人となった。

会見した県福祉保健部の野㞍孝子技監は感染者の中に発症から受診まで日数が経過している人がいることにふれ、早期受診を呼び掛けた。政府が緊急事態宣言の期間延長を決めたことについては「人の動きを止めることは感染症対策として一定の効果は期待できる」と話し、理解を示した。