和歌山市の90代男性死亡 コロナ28人が感染
和歌山県は13日、県内で新たに10~80代の28人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、入院していた和歌山市の90代男性が亡くなったと発表した。県内の感染者は累計2442人、死者は35人。変異株陽性者は新たに16人が判明し、累計586人となった。
亡くなった男性は4月19日に発症、20日に陽性と判明し、その後肺炎像も確認され、酸素投与を受けていた。
新規感染者の保健所管内別内訳は、和歌山市12人、海南3人、岩出9人、橋本3人、県外1人(兵庫県)。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が14・9人、和歌山市16・6人となっている。
入居者の感染が相次ぎクラスター(感染者集団)に認定されたグループホーム「けあビジョンホーム和歌山加太」の関係では、新たに兵庫県の30代男性職員の感染が判明した。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は、感染者の中に発症から受診まで日数が経過している人がいることを改めて指摘し、「早く医療機関を受診していただきたい」と呼び掛けた。