加太にハナミズキ植樹 SI和歌山紀ノ川
女性の奉仕団体、国際ソロプチミスト和歌山紀ノ川(宮本安津子会長)は11日、和歌山市加太の市立青少年国際交流センターの芝生広場に、ハナミズキを植樹した。
同団体は、女子学生や外国人留学生をはじめとする青少年の支援、教育や地球環境保全などの活動に取り組んでいる。本年度は「Soroptimist Forward あなたと繋ぐ あしたへ継ぐ」をテーマに、来年度の結成30周年に向け、コロナ禍でさまざまな制約がある中でも止まることなく奉仕活動を続けている。
同センターへの支援は今回で4年目。少年自然の家を全面改修し、青少年を中心に幅広い年代の合宿や文化芸術活動、国際交流の場として2018年12月に開館した施設であり、同団体はオープン記念に天体望遠鏡を寄贈し、19年からは毎年、ハナミズキを植樹している。
過去の2本は赤い花を咲かせる種類、ことしは白い花の種類を選んだ。11日は朝から宮本会長ら会員10人が集まり、同センターの石井志郎所長らと共に、造園業者が高さ約3・5㍍の若木を植える作業を見守った。
紀淡海峡や友ヶ島を望む芝生広場の緩やかな斜面に3本のハナミズキが並ぶと、宮本会長が最後に根元に土をかぶせ、会員らは記念のカメラに収まった。
石井所長は「年々広場がにぎやかになり、ありがたい」と感謝し、宮本会長は「3本のハナミズキは私たちの歩みが形になったもの。少しずつでも地域に役立つことを残していきたい」と話していた。