2000年前の大輪 平池公園で大賀ハス見頃
平池緑地公園(和歌山県紀の川市貴志川町)の大賀ハスが開花し、見頃を迎えている。7月上旬ごろまで楽しめるという。
市都市計画課によると、大賀ハスは約2000年前の地層から出土した種子から広がった品種。2007年に和歌山大賀ハス保存会と美浜町から、同市の道の駅「青洲の里」に分根され、10年に同園に分根された。
濃いピンク色のつぼみと日を追うごとに白く変わっていく花びらが特徴で、人々に柔和な印象を与えている。
公園には、開花した花を一目見ようと夫婦や親子連れらが訪れ、ベンチに腰掛けながら眺めたり、カメラで撮影したり、思い思いに楽しんでいる。
貴志川町の70代女性は「きれいですね。見ていて落ち着きます」と笑顔だった。