携帯用トイレ寄贈 サンコーがトラック協会に
総合生活用品の製造会社、㈱サンコー(和歌山県海南市大野中、角谷太基社長)は18日、自社商品「緊急ミニトイレ」5000セットを県トラック協会に寄贈した。
寄贈したのは、1セット2個入りの携帯用の簡易トイレ。高速道路を利用するドライバーが渋滞に巻き込まれたり、サービスエリアでトイレが使えなかったりした場合、車内でペットボトルに用を足し道に捨てるケースもあり、問題になっているという。同社は渋滞や自然災害時など、もしもの事態に活用してもらおうと寄贈を決めた。
寄贈式は同日、和歌山市内のホテルであり、角谷社長が同協会の阪本享三会長に目録を贈呈し、阪本会長から角谷社長に感謝状が贈られた。
角谷社長は「何かお役に立てることはないかと社員の提案から始まった。これからもしっかり社会貢献活動をしていきたい」と話し、同社の畠山夏実SS部課長は「どうしてもトイレに行けないときなどに車内で使っていただければ。ドライバーの方たちに使っていただき、少しでも社会問題を解決できれば」と話していた。