「小さなしあわせ」を あきゆらさんが新CD
和歌山市のシンガー・ソングライターのあきゆらさんが、当たり前の尊さを大切に思う気持ちを込めた新曲CD『小さなしあわせ』を発売した。3枚目となるCD。同曲は、あきゆらさんがふと見上げた月に感動し、いつまでも見つめていた時の感情を歌った曲だといい「人それぞれ感じることが違う。この曲で何かを感じてもらえたら」と笑顔で話す。
あきゆらさんは、2015年に開催された和歌山国体のイメージソングへの応募をきっかけに音楽活動を始めた。音楽の経験は幼い頃にピアノを習っていたくらいで、作曲したことはなかったという。「曲作りが自分にできるはずがない」と思っていたが、「作りたい」との気持ちが後押ししたという。踏み出す一歩の大事さを実感したといい、「何事も始めることに遅過ぎることはない。自分がやりたいと思った時が始める時だと思います」と振り返る。
あきゆらの名前は、「ブレない」との意味がある「アキュラ」が語源で、音楽を始めた頃の気持ちでブレずに進んでいきたいとの思いを込めた。
応募した曲は国体の応援ソングの一曲になり、それをきっかけにイベントやライブ開催につながった。ライブで大切にしているのは「来てくれた人には、温泉に入ったような、ほっこりした気持ちになって、明日も頑張ろうって思ってもらう」こと。
「笑顔のリハビリになったよ」とライブ終了後に声を掛けてもらったことがあったといい「つらいこともあるけれど、どこかで人の役に立てていることがうれしい。これからも人に喜んでもらえる活動をしていきたい」と話している。
CDは市内のツタヤやイオンモール和歌山2階島村楽器他で販売。問い合わせはメール(akinakin555@gmail.com)。