新たに36人感染 学童保育でクラスターも

和歌山県は11日、新たに県内で幼児から60代の男女36人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。

海南市立亀川小学校の学童保育でクラスター(感染者集団)が発生。同日児童3人の感染が発表され、すでに感染が発表されている人も含め感染者は計5人となり、県内68例目のクラスターに認定された。

県内の累計感染者は3308人(うち重症者16人)。45人が退院し、11日午前10時時点で239人が入院している。新たに15人が変異株に感染していたことも確認された。変異株の累計感染者は1319人となった。

保健所管内別の感染者数は和歌山市9人、海南10人、橋本4人、湯浅3人、御坊4人、田辺2人、新宮2人、県外2人。御坊保健所管内の40代女性が重症。

人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が20・8人、和歌山市は17・7人となっている。

会見した県福祉保健部の野㞍孝子技監は第5波の特徴について「10歳未満や10代の感染が増えている」と説明。「家庭内の感染予防にご留意いただきたい」と呼び掛けた。