「ありがとう」届ける 育児サポートの贈り物

子育て中の人に役立ててもらおうと、わかやま市民生活協同組合(和歌山市太田)は4日から、育児をサポートする商品を詰め合わせた「はじまるばこ」のプレゼントを始める。費用は無料。県内在住で1才未満の赤ちゃんがいる家庭であれば誰でも申し込みができる。

少子高齢化が進む中、これから子どもを産み育てる家庭を応援し「和歌山県に生まれてきてくれてありがとう」という気持ちを伝えたいと同組合が企画。

「はじまるばこ」の中身は、元保健師や子育て経験のある組合員などの意見を参考に、さまざまな場面を想定したものを十数点を厳選。育児の必需品のオムツやおしり拭きはもちろん、災害時にも役立つ液体ミルクや離乳食に便利な裏ごし食品のキューブなども試すことができる。この他、母親向けにカフェインゼロの飲み物も用意。箱は、後で赤ちゃんのグッズなどを入れるボックスとしても利用できるよう、愛らしいイラストを採用している。

同組合広報担当の西田史さん(50)は「地域でお祝いをしたいという気持ちを込めた。今後は地域の行政や団体と協力し、『はじまるばこ』と共にいろいろな子育て情報を届け、さらなるサポートをしていければ」と話している。

申し込みは同組合ホームページ(https://www.wakayama.coop/hajimarubako/)で4日から受け付ける。応募は子ども1人につき、1回限り。

問い合わせは同組合員サービスセンター(フリーダイヤル0120・956・966)。平日午前9時~午後9時。土曜は5時まで。

さまざまな場面を想定した育児サポート商品がぎっしり

さまざまな場面を想定した育児サポート商品がぎっしり