医療従事者に慰労金　和歌山市が基金活用

和歌山市は、「塚本治雄基金」、「新型コロナウイルスささえ愛基金」による、新型コロナウイルス感染症対策関係慰労金１億２３００万円を、一般社団法人和歌山市医師会に贈呈した。

慰労金は、新型コロナウイルス感染症の患者対応に従事した医療機関の医師や看護師、ワクチン個別接種に協力した医療機関に贈られる。

同市手平の市医師会で行われた贈呈式には、医師会の小川博嗣事務局長、山田政人事務局次長、尾花正啓市長が出席。

尾花市長は「医師会の皆さまには日頃から、地域医療の向上にご尽力いただき、厚く御礼申し上げます。コロナに関しましては、外来診察を行い、迅速な検査で、感染拡大防止にずいぶん貢献していただきました。市民の方からも医療従事者に感謝を伝えたいと、ご寄付を頂きました」と話した。

慰労金は市へのふるさと納税をもとにした「新型コロナウイルスささえ愛基金」の７３００万円と、㈱賃貸住宅センターの塚本治雄代表取締役会長からの寄付金５０００万円が活用された。

贈呈式に出席した尾花市長（右から２人目）、小川事務局長（同３人目）ら