気持ち丸く 和歌山電鐵駅時計が猫仕様に
「鉄道の日」の14日、和歌山電鐵貴志川線の和歌山駅の9番ホーム中央にあるつり下げ型の電波時計が猫仕様に変身した。
時計は7月、和歌山電鐵㈱(和歌山市伊太祈曽、小嶋光信社長)が貴志川線の運行を引き継いで15周年を迎えたのを記念し、同線の運営をサポートしている「貴志川線の未来を〝つくる〟会」(木村幹生代表)が寄贈したもの。寄贈式の際、小嶋社長が「時計に猫耳とひげを付けたらかわいく、和歌山電鐵らしい駅ホームになるのでは」と発案し、実現した。
同日、同社執行役員ウルトラ駅長のニタマらが見守る中、除幕式が行われ、全国でも初めてという猫仕様に変身した駅ホーム時計が披露された。
ニタマと共に〝猫時計〟の完成を見届けた小嶋社長は、「コロナ禍で気がめいっている人がいると思う。時計を見たら気持ちも丸くなり、『うれしいニャ』という気持ちになってくれるのでは」と期待。「猫の顔をした時計ができてうれしいニャー、かわいいニャー」とニタマの気持ちを代弁し、「ウイズコロナの中で、楽しい電車たちやかわいい時計で気持ちが明るくなってもらえれば」と願っていた。
同社は、現在改装中の「たま電車ミュージアム号」が12月4日から運行を開始することも発表。2~5月中に実施したクラウドファンディングの他、わかでん募集サポーターを合わせて総額1889万3000円が集まったという。