NPOの事業に助成金 JTがSDGs貢献で採択

日本たばこ産業㈱(JT)が、持続可能な地域社会の発展を目指す地域団体の取り組みを助成する「JT SDGs貢献プロジェクト2021」で、大阪支社管内(大阪・奈良・和歌山)から和歌山市のNPO法人わかやま環境ネットワーク(中島敦司代表理事)の事業「つながるWAKAYAMAクリーニングプロジェクト」が採択された。同団体が助成を受けるのは昨年度に続き2年連続。助成金額は、178万7286円、期間は1年間。

同NPOは2020年度、小学生を中心とした環境学習や潮干狩り復活に向けた生き物観察会などを実施。

今期採択された21年度の取り組みでは、より幅広い世代に河川や海洋問題への関心を高めてもらおうと、保全活動の活発化を目指し、県内でクリーン活動を行う他団体と共同主催を行うなど、より実践的に行っていく予定。

今後は、SNSやライブ配信を利用し、たくさんの人が気軽にクリーン活動に参加できるような広報展開にも力を入れていくという。

助成金の交付式は25日、和歌山市太田の同社和歌山支店で行われ、同支店の大野大輔支店長、同団体の臼井達也事務局長らが出席。

大野支店長は「われわれも地域に密着した活動をしていく中で、学ぶところがたくさんある」と話し、臼井事務局長は「この取り組みで関心を持つ人が増え、活動が広がっていければ」と期待を寄せた。

交付書を手にする、臼井事務局長㊧と大野支店長

交付書を手にする、臼井事務局長㊧と大野支店長