りらと那賀高 紀の国総文優秀校が東京公演
和歌山県内で初開催された「第45回全国高等学校総合文化祭(紀の国わかやま総文2021)」のオープニング公演に県代表として出場した、りら創造芸術高等学校(紀美野町真国宮)と県立那賀高校(岩出市高塚)が優秀校に選ばれ、東京の国立劇場で優秀校による公演が無観客で行われた。
公演の様子はオンライン(https://nws.stage.ac/kousou_bunkasai/index.html)で、来年2月28日まで視聴できる。
このうち、りら創造芸術高等学校の公演作品は、同校アートディレクターの天翔りいらさんが振り付けを担当。「生きるということ」をテーマに、同校の生徒17人が創作舞踊「梁塵秘抄(りょうじんひしょう)」を表現している。
平安衣装をイメージした赤と白の衣装を身にまとった生徒らが、熊野古道を歩きながら作品を通して、自分自身の心と向き合い成長していく様子を1曲に詰め込んだ。
中盤から後半にかけて生徒たちが、自分の感情と向き合い、対峙(たいじ)していく表現が見どころだという。
天翔さんは「生徒らの生きる力が伝わり、明日の人生の励みとなればうれしい」と話し、最後までやり切り、生きることを体現した生徒たちをたたえ、優秀校選出を喜んだ。