四十住選手の表彰も 岩出市制15周年記念式典
岩出市制施行15周年を記念した式典が26日、同市荊本の市民総合体育館で行われた。関係者がこれまでの歩みを振り返りながら節目を祝い、さらなる市の発展を願った。
同市は2006年4月1日に近畿で110番目、県内で9番目の市として誕生した。9月末現在で人口5万4097人、2万3853世帯が暮らす。市のイメージキャラクター「そうへぃちゃん」は市民の夢や願いをかなえるために生まれた。
第1部の式典では市民歌の演奏や市民憲章を朗唱した後、中芝正幸市長が「今日の岩出市の礎を築いてこられた先人の皆さまに深く敬意と感謝。本年度からスタートした第3次岩出市長期総合計画に掲げる市の将来像である『活力あふれるまち ふれあいのまち』の実現に向けまちづくりを進めるので、より一層の理解と協力をお願いします」と式辞した。
市民の表彰では、8月4日の東京2020オリンピック競技大会スケートボード女子パークの部で金メダルを獲得した同市の四十住(よそずみ)さくら選手が市民スポーツ賞を受け、中芝市長から表彰状を受け取った。
その他、「市制施行15周年記念いわで魅力フォトコンテスト」入賞者の表彰もあった。
第2部では、同市出身で財務省大臣官房政策評価審議官、内閣官房参与などを務めた明治学院大学客員教授の本田悦朗さんが「私の見てきた世界~危機をどう乗り越えてきたか~」と題して記念講演。第3部では、那賀高校吹奏楽部が市民歌などを演奏して15周年を祝った。