養護施設の七五三支援 和歌山キワニスクラブ
子どもの奉仕活動に力を入れる和歌山キワニスクラブは27日、児童養護施設の子どもを対象とした「七五三支援」を行った。
今回参加したのは、児童養護施設こばと学園(和歌山市直川)の数え年で7歳の女の子。同会員の井内紀子さんが経営する美容室ヘアーアンジェリック(同市六十谷)で、晴れ着の着付けとヘアセットが施された。
緊張の面持ちで鏡の前に座った女の子だったが、美容師に髪の毛を結ってもらい、髪飾りをつけてもらうと、うれしそうな表情を浮かべていた。
子どもたちの七五三を一緒に祝い、思い出をつくってもらおうと今回で4回目。同クラブの坂本暁史会長は「ことしは1人でしたが、今回の支援で計12人のお子さんの支援をさせていただきました。お子さんの思い出になれば」と笑顔。井内さんは「多くの場合、大人の都合で施設に入所している子どもたちに、自分も大切にされ、理解し、受け入れてくれる場所や人がいることを覚えていてほしい」と話した。
艶やかな着物を身に着け、千歳飴をプレゼントされた女の子は「緊張したけれど、楽しかった」とにっこり。付き添った同施設の小谷啓子さんも「この日を楽しみにしていました。成長の節目を見ることができ、感動しています」と話した。