楽しく自由に40回作品展 和歌山陶芸クラブ
和歌山陶芸クラブ(小出恵子代表)の第40回記念展が11月1日まで、和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国2階ギャラリー龍門で開かれている。
1978年に発足した歴史あるクラブ。新型コロナの影響で昨年は作品展が中止となったため、2年ぶり。教室の指導者や窯を持ち作品づくりを楽しむメンバーら9人がオブジェや明かり、花の寄せ植え鉢、壁飾りなど約100点を出品している。
作品は、趣のある落ち着いた雰囲気の花器の他、手足のような突起のある丸みを帯びたオブジェ、土のパーツを絵画のように額に仕上げたものなど個性豊か。回転式の台座に展示し、さまざまな角度から楽しめる作品も。会場の中央には野焼きの作品が集められ、来場者は野趣に富んだ個性的な作品を楽しんでいる。
これまでの歩みを振り返るコーナーも設置。会員で、40年近く陶芸を楽しむ吉田敏雄さん(75)は「陶芸は誰しも生活の中で使う身近なもの。自由であることを第一に、これからも土を触わりながら、ふわっと心に湧いた感性を大切に作品づくりを楽しんでいきたいですね」と笑顔。「皆さんに、楽しい、面白い、と感じてもらえればうれしいです」と話している。
午前10時から午後6時(最終日は5時)まで。