市長賞に橋爪さん いのちのきずなエッセイ
和歌山市内全小学校の5年生を対象にした「いのちのきずな」エッセイの入選作品の表彰式が11月28日、同市屋形町のルミエール華月殿であり、最優秀賞にあたる市長賞の橋爪彩羽(いろは)さん(広瀬)らに表彰状が贈られた。
倫理道徳の研究と社会教育を推進する「和歌山モラロジー事務所」が主催し、ことしで8回目。「家族」「友達」「いのち」「感謝」をテーマにエッセイ(原稿用紙400字程度)を募り、今回は15校から282人の応募があった。
式には入選者13人のうち8人が出席。同事務所の山添順裕代表世話人が「皆さんの温かく優しい気持ちにふれ、大変感動しました。この事業が、未来を託す子どもたちに感謝の心を育む教育の一助となれば」とあいさつ。賞状やトロフィー、盾を贈り、入賞者が作品を朗読した。
市長賞に輝いた橋爪さんは家族をテーマに、母親のおなかに宿った新たな命について書いた。エコーで見た小さな命や、心音に感動。自分が生まれる際も同様に深い愛情を注いでくれていたことを知り「産まれる前から今も大事にしてくれているので自分の事はもちろん今度産まれてくる赤ちゃんの命も大事にしたいと思います」とつづった。
その他の入選者は次の皆さん。
【特別賞(市教育長賞)】雪野優多(宮前)
【特別賞(和歌山ユネスコ協会賞)】楠美悠(有功)
【特別賞(モラロジー道徳教育財団賞】吉田萌花(藤戸台)
【優秀賞】加太祐壮(楠見東)▽平野華音(木本)▽丸太周(雑賀)
【入賞】石井彩(藤戸台)▽田和世偉(広瀬)▽中西晴和子(木本)▽前嶋杏音(四箇郷)▽森本新士(藤戸台)▽山口翔太郎(広瀬)