飲酒運転の根絶へ 県警が協力を呼び掛け
忘年会シーズンを前に、和歌山県警は1日、飲酒運転を根絶しようと、和歌山市内の飲食店を訪れて協力を呼び掛けた。
県警によると、2019年に「県飲酒運転の根絶に関する条例」が施行されてから、3度目の年末を迎えるが、県内では飲酒運転が原因の交通事故が後を絶たないという。県警では今月中、県内各署員と警察本部員ら約60人が、県内の酒類提供飲食店を訪問する。
この日、東署員3人と県警署員2人、県の県民生活課職員2人は、同市の繁華街「アロチ」かいわいの3店舗を回った。このうち、友田町の居酒屋「あがた」を訪れた署員らは、「お客さんが注文するときに、店までの交通手段を聞き、代行を使うのかなど帰宅する手段を確認してほしい」などと呼び掛け、「乗るなら飲ませない 飲んだら乗らせない飲酒運転根絶協力店」と書かれた県警のステッカーを手渡した。
同店のスタッフ藤岡和子さんは「ステッカーを玄関やトイレなど目に付くところに貼り、飲酒運転の根絶に努めたい」と話した。