嶋さんに和市長賞 いのちをつなぐポスター

誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指す啓発活動のため、和歌山市が募集した2021年度「いのちをつなぐポスターコンクール」の入賞者が決まり、最優秀の市長賞に鷺森幼稚園年中の嶋康勝さん(5)の作品が選ばれた。(写真は和歌山市提供)

10年度から実施しているコンクールで、市内在住か通勤・通学している人を対象に、「命の尊さ・人とのつながりの大切さ」が伝わるポスターを募集した。

今回は145点の応募があり、木村敏夫さんを審査委員長とする審査により、市長賞の他、小学生以下、中学生、高校生、一般の4部門の優秀賞各1点と佳作8点を選んだ。

嶋さんの作品は、画面いっぱいに笑顔の3人の表情が描かれ、花や虫の姿とともに「みんなひとりじゃないね」の言葉が添えられている。

表彰式は市役所で行われ、尾花正啓市長が受賞者に賞状と記念品を手渡した。

嶋さんの作品は、22年度の市の自殺対策啓発ポスターとして市内各所に掲示される。

優秀賞、佳作は次の皆さん。

【優秀賞】小学生以下の部=山西沙恵(まつえ幼年長)▽中学生の部=石倉優心(近大付属和歌山中2年)▽高校生の部=的羽碧琉(市和歌山高2年)▽一般の部=上原佳子(39)

【佳作】石谷美結(大新小6年)▽太田聖香(同2年)▽髙山朔(貴志中1年)▽玉置綾乃(近大付属和歌山中1年)▽西田暦(東和中2年)▽石川葵(市和歌山高2年)▽玉置文賀(同)▽山口心寿(同)

市長賞を受賞した作品の前で笑顔の嶋さん(左手前)

市長賞を受賞した作品の前で笑顔の嶋さん(左手前)