県内酒蔵の酒粕で 福太郎が新スイーツ開発
和歌山県紀の川市で創業33年になる季節料理福太郎(藤田真徳代表)は、和歌山の酒粕を生かした新ブランド「紀州酒粕本舗 米白(こめしろ)」を立ち上げました。
このほど第一弾商品「紀州レアチーズケーキ 酒蔵めぐり」が完成し、15日から一般発売しています。
同商品は県内の3酒蔵、名手酒造店(海南市)の黒牛、初桜酒造(かつらぎ町)の初桜、村秀雄商店(岩出市)の車坂の酒粕を使った、蔵ごとの味の食べ比べができるチーズケーキです。
藤田さんは、三つの味の違いがはっきり分かるレアチーズケーキを目指しました。純米酒の酒粕にこだわり、酒粕の風味を生かすためそれぞれ一瓶に約10㌘入っている酒粕の半分は加熱せず、刻んだ酒粕を入れています。
一口食べると、フワッと一気に酒粕の風味が口いっぱいに広がります。クリームチーズがマイルドな味わいで絶妙なバランス。刻んだ酒粕がアクセントになり、はまるおいしさです。
3種のそれぞれの香りと食感の違いで、食べ飽きることなく、変化を楽しみながら味わえるチーズケーキです。藤田さんは「レアチーズケーキで利き酒が体験できます。人によって違う表現や感想を楽しんでもらえたら。同商品を通して和歌山の酒蔵に興味を持ってもらいたい」と話します。
内容量60㌘。アルコール含む。同店やとれとれ市場南紀白浜、ストアーズでのネット販売で購入できます。3個セット(箱入り)1714円。
【季節料理 福太郎】紀の川市粉河980の1▽℡0736・73・6981▽昼の部=午前11時半~午後2時。夜の部=午後5時~10時▽定休日=火曜・日曜夜