心和ませお参りを 和歌浦天満宮で縁起物準備

年の瀬が迫る中、和歌山市和歌浦西の和歌浦天満宮(小板政男宮司)は19日、新春に参拝者らを迎える巫女(みこ)たちの研修会と破魔矢などの縁起物の準備を行った。

高校生、大学生ら約15人が参加し、緋袴(ひばかま)の着方、心構え、言葉遣い、お守りの扱い方などを学んだ。

新春の参拝者に手渡す破魔矢は、大小2種類、約600本を用意し、巫女たちは、張り子の虎と紅梅などが描かれた絵馬を破魔矢に一つひとつ結び付けた。

破魔矢の他、新春の同宮では、虎のお守りや張り子、新作となる鷽(ウソ)の土鈴お守りなども用意。新型コロナ感染防止のため、参拝の際に鳴らす鈴の緒を使わないなど対策を講じつつ、三が日限定の花手水なども設け、参拝者を華やかに迎える準備を進めている。

小板政規禰宜(49)は「早くコロナが収まり、来年こそは良い年であるように願っています。撮影して楽しんでもらえるものも用意していますので、心を和ませて、気持ち良くお参りいただきたい」と話している。

破魔矢に絵馬を結び付ける巫女

破魔矢に絵馬を結び付ける巫女