和歌山市民憲章硬筆競書会 180人を表彰
和歌山市が実施する本年度の市民憲章硬筆競書会の表彰式が8日、同市七番丁の和歌山城ホールで行われ、入賞した小中学生180人が表彰を受けた。
市民憲章は、郷土を愛し、自分たちで市を明るく住みよいまちとするために、1966年に市民自らの手で制定された誓い。
本年度の小学生の対象児童は1万7337人、中学生は9877人。昨年の6月に学校推薦で選出された5462点を審査し、市長賞や議長賞など4賞を設け、各45人を選んだ。
表彰式で尾花正啓市長は「美しく力強い作品ばかり。素晴らしい字を書く皆さんは和歌山市の誇りです。市民憲章の言葉を大事にしてこれからも練習し、素晴らしい字を書いてほしい」と祝辞。
審査を担当した同市書写教育研究会の三宅秀夫会長は「字形が整い、リズムよく、美しい線でバランスよく書かれている。これからも練習を積み重ね、さらに腕を磨くことを期待している」と講評した。
市長賞を受けた伏虎義務教育学校1年の桝谷穂香さんは「『ゆ』のバランスが難しく、おうちで何回も練習した。伸び伸び大きく書くことを心掛けた。次回も頑張りたい」とにっこり。ペン字の行書体で書き、文化協会会長賞を受けた東中学2年の稲垣愛実さんは「字の強弱に気を付けて書いた。2回目の受賞で自信につながりとてもうれしい」と笑顔だった。
入賞作などは11日まで同ホール1階で展示されている。午前10時から午後7時まで。